
第二種電気工事士の技能試験を受けるときに必要になるのが、ペンチ・圧着工具・ドライバーなどの工具です。
ただ、これから受験する人の中には、
・工具セットは買った方がいい?
・試験だけならレンタルでも大丈夫?
・工具って結構高いけど、試験後も使う?
・練習材料まで全部購入する必要がある?
と迷っている人も多いと思います。
結論から言うと、これから電気工事を仕事にする人なら購入がおすすめです。
一方で、資格取得だけが目的なら、レンタルを利用するのも十分ありだと思います。
私は学生時代に学校を通して電気工事用の工具を購入しましたが、当時購入した工具の中には、25年以上経った今でも使っているものがあります。
この記事では、実際に電気工事の仕事をしてきた経験をもとに、
「購入とレンタル、どちらを選べばいいのか?」
を分かりやすく解説します。
結論|長く使うなら購入、試験だけならレンタル
最初に結論をまとめると、私は次のように考えています。
| 受験する人 | おすすめ |
|---|---|
| 将来、電気工事士として働く | 購入 |
| 電気工事関係の会社に就職予定 | 購入または会社に確認 |
| 資格だけ取得したい | レンタル |
| DIYなどで今後も工具を使う | 購入 |
| とにかく初期費用を抑えたい | レンタルを検討 |
| すでに一部工具を持っている | 足りない工具だけ購入 |
工具は決して安いものではありません。
そのため、試験が終わった後に使う予定があるかどうかで判断するのがおすすめです。
私は学生時代に工具を購入し、25年以上使っている
私が第二種電気工事士を取得したのは学生時代です。
当時は学校を通して、技能試験で使用する工具を親に購入してもらったのを覚えております。
それから25年以上経っていますが、購入した工具は今も現役で使い続けています。
そのため、これから電気工事の仕事をされる予定なら、決して無駄にはなりません。
無駄にはなりませんが、工具は安くはないです・・
例えばHOZANの第二種向け工具セット「DK-26」は、公式価格で税込20,978円です。
プラス・マイナスドライバー、ペンチ、圧着工具、VVFストリッパー、電工ナイフ、ウォーターポンププライヤー、布尺などがセットになっています。
長期間使用することを考えれば、毎年買い直すようなものではありません。
すごく良いモノなので、私のように何十年も使用し続ける事ができます。
長く電気工事に関わる人にとって工具は「受験費用」というより仕事道具への投資という感覚で購入してもよいかと思います。
100均の工具を使用してもいいか
⇒ 答えはNOです。
絶対ダメとは言いませんが、私はおすすめできません。
一度使用するとわかりますが、電線を切断するのにすごく力が必要だったり、切り口がつぶれたりする事があります。
第二種電工の工具を購入するメリット
工具を購入する一番のメリットは、好きなだけ練習できることです。
技能試験では工具の扱いに慣れることが非常に重要です。
例えば、
・ペンチでケーブルを切る
・VVFの被覆を剥く
・電線の長さをそろえる
・リングスリーブを圧着する
・器具へ電線を接続する
といった作業は、何度も繰り返すことでスピードが上がります。
自分の工具で練習して、そのまま本番へ持っていけるのも大きなメリットです。
さらに合格後も電気工事をするのであれば、そのまま仕事で使用できます。
工具を購入するデメリット
一番のデメリットは、やはり費用がかかることです。
工具セットによって価格は異なりますが、大体20,000円前後です。
さらに技能試験では工具だけでなく、練習用の電線や器具も必要になります。
つまり、
工具+練習材料
をすべて購入すると、それなりの金額になります。
「第二種電工を取るだけで、その後は工具を使う予定がない」
という人にとっては負担が大きく感じるでしょう。
資格取得だけならレンタルという選択肢もある
私は、資格だけが目的ならレンタルでもいいと思っています。
例えば、
「仕事で電気工事をする予定はない」
「資格欄に第二種電工を書きたい」
「試験が終わったら工具を使う予定がない」
という場合です。
高価な工具セットを購入しても、試験後に全く使用しなければもったいないですよね。
そのため、レンタル料金と購入価格を比較して、レンタルの方が安く済むのであれば有力な選択肢になります。
会社員なら、まず会社に確認するのもおすすめ
すでに電気工事会社や設備会社などで働いている人なら、工具を自費で購入する前に会社へ確認してみてもいいと思います。
会社によっては、
・工具を支給してもらえる
・会社の工具を使用できる
・資格取得費用を補助してもらえる
・合格後に工具を購入してもらえる
といった場合があります。
そのため、
試験期間中だけレンタル → 合格後は会社の工具を使用
という方法も考えられます。
会社によって制度は違うので、一度上司や会社へ確認してみましょう。
「工具レンタル」と「練習材料レンタル」は分けて考える
ここは少し注意してほしいポイントです。
第二種電工の技能試験では、
工具
と、
練習用の器具・電線
は別物です。
レンタルサービスによっては、工具ではなく技能試験練習用の器具・電線セットをレンタルするサービスがあります。
例えばジェイメディアネットでは、2026年度の第二種電気工事士技能試験向けに、全13候補問題分の器具・電線セットを1回・2回・3回練習分から選べるレンタル商品が確認できます。
つまり、
工具は購入する
+
消耗する練習材料はレンタルする
という組み合わせも可能です。
これはかなり合理的な方法だと思います。

技能試験で「ケーブルストリッパー」は必須アイテム
私が技能試験用の工具で特に必要だと思うのが、**ケーブルストリッパー(VVFストリッパー)**です。
VVFケーブルの被覆を剥く作業は技能試験で何度も行います。
電工ナイフでもできますが、ストリッパーを使用した方が、
・作業が速い
・長さをそろえやすい
・被覆を剥きやすい
・練習しやすい
というメリットがあります。
技能試験には制限時間があるので、こうした小さな時間短縮が効いてきます。
ケーブルストリッパーは試験後も使える
ストリッパーは試験専用品というわけではありません。
電気工事の現場でもVVFケーブルを扱う場面は多いため、そのまま仕事で使えます。
そのため、
これから電気工事士として働く人なら、ストリッパー入りの工具セットを選ぶ価値は高い
と思います。
第二種電工の工具は何が必要か・・?
これから工具を一式そろえる方へ、必要な工具をまとめましたのでご確認ください。
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・ペンチ
・圧着工具
・VVFストリッパー
・電工ナイフ
・ウォーターポンププライヤー
・布尺
です。
これらが一式セットで電工試験用として販売されていますので、それで購入されると割安になる可能性もあります。
価格:20,978円(税込、送料無料) (2026/9/1時点) |
すでに工具を持っているならセット購入は必要ない
逆に、
・ペンチを持っている
・ドライバーを持っている
・ウォーターポンププライヤーを持っている
という人が、必ず工具セットを購入する必要はありません。
手持ちの工具を確認して、足りないものだけ追加購入すれば全く問題ありません。
技能試験対策として特に確認しておきたいのは、
圧着工具とVVFストリッパー
です。
自宅に普通の工具がある人でも、この2つは持っていない場合があります。
練習材料は購入とレンタルのどちらがいい?
工具以上に悩むのが、技能試験の練習材料です。
練習すると電線は短くなっていくため、基本的に消耗品です。
また、試験終了後に大量の器具や電線が残る可能性もあります。
そのため、
工具は長く使うので購入
練習材料は試験対策だけなのでレンタル
という考え方は非常に相性がいいです。
ジェイメディアネットでは2026年度版として、候補問題全13問を練習できる器具・電線セットのレンタル商品が用意されています。
購入とレンタルはどちらがおすすめ?
最終的には、試験後に工具を使うかどうかで決めればいいと思います。
購入がおすすめな人
・電気工事士として働く予定
・電気関係の仕事に就く予定
・第一種電気工事士にも挑戦したい
・DIYなどでも工具を使う
・自分の工具で何度も練習したい
こういう人なら購入がおすすめです。
これから長く電気工事に関わるなら、工具を購入しても十分元は取れると思います。
レンタルがおすすめな人
・資格だけ取得したい
・試験後に電気工事をする予定がない
・できるだけ費用を抑えたい
・会社員で合格後は会社から工具を支給される可能性がある
・自宅に工具を増やしたくない
こういう人は、レンタルを検討する価値があります。
私ならこうする
もし今の私が、これから第二種電気工事士を受験するなら、
電気工事を仕事にするなら工具は購入します。
特にVVFストリッパーは作業時間を大幅に短縮できるので、最初から用意します。
一方、資格だけが目的なら、工具や練習材料をすべて新品購入することにはこだわりません。
レンタル料金を確認して、購入より安く済むならレンタルを利用します。
また、会社員で工具を会社から用意してもらえるなら、
試験のためだけにレンタル → 合格後は会社工具
という選択も十分ありだと思います。
まとめ|第二種電工の工具は試験後に使うかで決めよう
第二種電気工事士の技能試験では、工具を準備する必要があります。
ただし、すべての受験者が高価な工具セットを購入しなければいけないわけではありません。
これから電気工事を仕事にするなら購入。
資格取得だけならレンタルも検討する。
この基準で考えると分かりやすいでしょう。
電気工事士として働くなら、良い工具を購入する価値は十分あると思っています。
一方で、試験終了後に使う予定がないなら、レンタルを上手に利用して費用を抑えるのも賢い方法です。
自分が資格取得後に工具を使うのかを考えて、自分に合った方法を選びましょう。
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