第二種電気工事士で覚えるべき図記号まとめ|配線図問題を得点源にしよう

第二種電気工事士の学科試験を勉強していると、

「図記号が多すぎて覚えられない」

「似たような記号ばかりで混乱する」

「結局、どの図記号から覚えればいいの?」

と悩む人も多いと思います。

しかし、図記号は覚えてしまえば得点につなげやすい分野です。

さらに、図記号を理解できるようになると、配線図問題そのものが読みやすくなります。

この記事では、第二種電気工事士を受験する初心者向けに、覚えておきたい図記号を種類ごとに整理して紹介します。

単純に丸暗記するのではなく、

図記号 → 名称 → 実物

をセットで覚えるのがおすすめです。


第二種電気工事士で図記号を覚えるべき理由

第二種電気工事士の学科試験では、配線図を使った問題が出題されます。

図記号の名称を答える問題だけでなく、

・どの器具が使用されているか
・どの材料を使用するか
・どのように配線されているか

などを判断するためにも、図記号の知識が必要になります。

つまり図記号は、**配線図を読むための「文字」**のようなものです。

最初から全部を一気に覚えようとせず、コンセント、スイッチ、照明器具など、グループごとに覚えていきましょう。


まず覚えたい基本の図記号

コンセント

名称:コンセント

基本となるコンセントの図記号です。

まずこの基本形を覚えて、そこに付く文字や線の違いから種類を判断していきます。

覚えるポイント

コンセントは種類が多いため、一つひとつを完全に別物として覚えるより、

「基本のコンセント記号+追加される表示」

として整理すると覚えやすくなります。


接地極付コンセント

名称:接地極付コンセント

接地極を備えたコンセントです。

一般的なコンセントとの違いを、図記号上で見分けられるようにしておきましょう。

試験ではここを見る!

「E」などの傍記や図記号の違いを確認して、普通のコンセントと混同しないことがポイントです。


接地端子付コンセント

名称:接地端子付コンセント

接地線を接続するための接地端子が設けられたコンセントです。

接地極付と接地端子付は名前も似ているので、違いを整理して覚えておきましょう。


防雨形コンセント

名称:防雨形コンセント

屋外などで使用されるコンセントです。

覚え方

「WP」という表示があれば、

WP = Weatherproof

と関連付けて覚えると分かりやすいでしょう。

図記号だけではなく、

「屋外にあるコンセント」

という実際の使用場所までイメージしてください。


スイッチ(点滅器)の図記号

単極スイッチ

名称:単極スイッチ(点滅器)

照明などをON・OFFする基本的なスイッチです。

スイッチ系の基本となる図記号なので、最初に覚えましょう。


3路スイッチ

名称:3路スイッチ

1つの照明などを2か所からON・OFFする場合に使用します。

覚え方

これはシンプルです。

「3」が付いていたら3路スイッチ。

階段の上下など、2か所から照明を操作する場所をイメージすると理解しやすくなります。


4路スイッチ

名称:4路スイッチ

3か所以上から照明などをON・OFFするときに、3路スイッチと組み合わせて使用します。

覚えるポイント

「4」が付いているから4路スイッチ、と覚えるだけではなく、

3路スイッチと組み合わせて使う

ことまで理解しておきましょう。


位置表示灯内蔵スイッチ

名称:位置表示灯内蔵スイッチ

暗い場所でもスイッチの位置が分かるように、表示灯を内蔵したスイッチです。

図記号に付く文字まで確認して覚えましょう。


確認表示灯内蔵スイッチ

名称:確認表示灯内蔵スイッチ

負荷のON・OFF状態などを確認するための表示灯を内蔵したスイッチです。

位置表示灯内蔵スイッチと混同しやすいため、

「何のためにランプが光るのか」

まで理解しておくと覚えやすくなります。


照明器具の図記号

白熱灯

名称:白熱灯

照明器具の基本的な図記号の一つです。

図記号だけでなく、実際の器具写真とセットで確認しておきましょう。


蛍光灯

名称:蛍光灯

細長い形をした照明器具として図面上に表現されます。

照明関係は図記号と実物を結び付けると覚えやすい分野です。


引掛シーリング

名称:引掛シーリング

住宅の天井照明などを接続するために使用する器具です。

実際の住宅でもよく見る器具なので、実物を確認しておくと記憶に残りやすくなります。


配線を表す図記号

器具だけでなく、配線そのものを表す線の違いも重要です。

天井隠ぺい配線

名称:天井隠ぺい配線

天井裏などに隠して施工する配線です。


床隠ぺい配線

名称:床隠ぺい配線

床内などに隠して施工する配線です。


露出配線

名称:露出配線

壁や天井などに露出した状態で施工する配線です。

試験ではここを見る!

天井隠ぺい・床隠ぺい・露出配線は、

線の種類の違い

を並べて比較すると覚えやすくなります。

【比較画像推奨:天井隠ぺい・床隠ぺい・露出配線を横並び】


配線器具・設備の図記号

ジョイントボックス

名称:ジョイントボックス

電線同士の接続などを行う場所です。

配線図の中でどこに接続箇所があるのかを判断するためにも重要な図記号です。


分電盤

名称:分電盤

住宅などで各回路へ電気を分配し、遮断器を収納する設備です。

実際の住宅にも設置されているので、一度自宅の分電盤を確認してみると理解しやすいでしょう。


図記号は「基本形+傍記」で覚える

図記号を効率よく覚えるポイントは、すべてを別々の記号として丸暗記しないことです。

例えばコンセントなら、

基本となるコンセントの図記号

を最初に覚えます。

そのうえで、

・接地極がある
・接地端子がある
・防雨形になっている
・電圧や定格が違う

といった違いを覚えていきます。

スイッチも同様です。

基本となる点滅器の図記号から、

3 → 3路
4 → 4路

というように変化を覚えていきます。

この方法なら、図記号を一つひとつ独立して暗記するより整理しやすくなります。


図記号は実物とセットで覚えよう

私がおすすめしたいのが、

「図記号だけを見て暗記しない」

という勉強方法です。

例えば、

図記号を見る

名称を確認する

器具の実物を見る

もう一度図記号を見る

という順番です。

コンセントやスイッチ、ブレーカーなどは、実生活でも目にする器具です。

「この記号が、実際にはこの器具を表している」

と理解できると、単なる記号の暗記ではなくなります。


試験には出ないけど、現場に出るなら知っておきたい話

ここからは第二種電気工事士の図記号暗記とは直接関係ありません。

ただ、資格取得後に電気工事の現場へ出るなら知っておいて損はない話です。

民間工事と官庁工事では使用する電線が違うことがある

私が経験してきた現場では、民間工事ではVVF、官庁工事ではEM-EEF(エコ電線)を使用することが多いです。

試験では電線の名称や特徴を覚えますが、実際の現場では工事仕様によって使用する電線が決まります。

資格の勉強をするときも、

「試験に出てくる電線が実際の現場でどう使われているのか」

まで意識すると面白くなってきます。


現場ではMCB・ELBと呼ぶことがある

試験では、

配線用遮断器

漏電遮断器

という名称を覚えます。

一方、実際の現場では、

配線用遮断器 → MCB

漏電遮断器 → ELB

と呼ぶことがあります。

資格を取って初めて現場に入ったとき、

「MCB確認して」

「ELBは?」

と言われて戸惑わないように、現場で使われる呼び方も知っておくと役立ちます。


なぜ専用回路で1口コンセントを使用することがある?

冷蔵庫や洗濯機などの専用回路では、1口コンセントを使用することがあります。

その意味の一つが、

他の負荷を挿しにくくして、専用コンセントとして使用することです。

2口あれば、空いている方に別の電気製品を接続したくなるかもしれません。

しかし、そこへ別の負荷を追加して回路の容量を超えてしまえば、ブレーカーがトリップする可能性があります。

1口にすることで、

「このコンセントは、この機器専用」

という使い方を明確にしやすくなります。

試験対策だけではなかなか見えてこない、実際の施工を考えるうえでのポイントです。


図記号を覚えたら過去問を解こう

図記号を一通り覚えたら、次は過去問です。

図記号一覧を何度も眺めるだけでは、

「覚えたつもり」

になってしまうことがあります。

過去問の配線図を見ながら、

① 図記号を見る
② 名称を自分で答える
③ 分からなければ一覧に戻る
④ もう一度同じ問題を解く

を繰り返しましょう。

さらに、

「この器具はなぜここに設置されているんだろう?」

まで考えられるようになると、配線図への理解が深まります。


まとめ|図記号は丸暗記ではなく実物と結び付けよう

第二種電気工事士の図記号は、最初から全部を一気に暗記しようとすると大変です。

まずは、

コンセント

スイッチ

照明器具

配線

遮断器・設備

というように、グループに分けて覚えていきましょう。

さらに、

基本の図記号+傍記

という考え方で整理すると、似た図記号も区別しやすくなります。

そして、図記号がなかなか覚えられない人に私がおすすめしたいのが、ホームセンターの電材コーナーに行ってみることです。

スイッチ、コンセント、VVF、ブレーカーなど、第二種電気工事士で勉強している器具や材料の実物を見ることができます。

参考書の図だけを眺めて、

「これを暗記しないと……」

と考えるより、

「この図記号が、この器具なんだ」

と実物を見ながら覚えた方が、理解しやすいものもあります。

図記号は単なる試験用の暗記ではありません。

資格取得後に電気工事の図面を読むための基礎知識にもなります。

まずは頻出する基本的な図記号を確実に覚え、過去問で使える知識にしていきましょう。


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